税金・公共料金はクレジットカード払いとnanaco払いがお得!

支払い額に応じてポイントが還元されるクレジットカード。そんなクレジットカードを、税金や公共料金といったものの支払いに利用できると便利だなと思うこともあるのではないでしょうか。

電気代の上昇や増税が話題にのぼることも多いご時世の中で、少しでも節約ができたら大きいですよね。

当記事では、クレジットカードを利用して

  • 税金や保険料の支払いで節約したい
  • 水道光熱費など公共料金の支払いで節約したい

などといった方に対し、具体的にどのようなやり方があるか、紹介していきます。

目次

税金・公共料金はクレジットカードで払える?

税金や公共料金はクレジットカードで支払えるか?の問いに対しては、基本的にイエスです。

特に電気代やガス代、水道料金はクレジットカードで問題なく支払えますし、ポイントも貯まるのでお得です。

一方で税金や保険料に関しては、少し勝手が違う部分があり、支払いが可能だったとしても手数料を要したり、そもそもクレジットカード払いに対応していない場合があったりします。

国税はクレジット払いが可能です。しかし以下のように支払い額に応じて手数料を要するため、カード払いが得かどうかはクレジットカードの還元率次第です。クレジットカードの還元率が低いと、手数料の方が高くなってしまうこともあります。

  • 1円~10,000円→83円
  • 10,001円~20,000円→167円
  • 20,001円~30,000円→250円
  • 30,001円~40,000円→334円
  • 40,001円~50,000円→418円※以後も10000円ごとに加算

クレジットカード払いで損をしないためには、基本的に1.0%以上の還元率のカードである必要があります。

住民税などの地方税に関してはクレジットカード払いに対応している自治体であればカード払いが可能です。手数料は自治体次第で、例えば都税だと1~10000円まで73円(以下続く)程度となっています。

国民健康保険の場合、一つのやり方として「モバイルレジ」を利用するとクレジットカード払いが可能ですが、こちらも対応している自治体が限られています。

こういった地方自治体管轄の公金の支払いに関しては、クレジットカード払いが可能か、手数料がかかるかはお住まいの自治体次第となります。そのため、詳しくは自治体のHPを参照していただければと思います。

なお以前は「Yahoo公金払い」で公金を支払うこともできたのですが、現在は水道料金のみ対応のサービスになってしまいました。

税金や公共料金の支払いに適したカード

以下のカードは基本還元率が1%を超えるため、税金や公共料金の支払いに適しています。また、その還元率の高さから、税金や公共料金の支払いに限らず普段使いに利用してもOKです。

P-one Wiz

年会費無料
ブランドJCB/VISA/MasterCard
貯まるポイントポケットポイント
基本還元率利用額から1%割引+最大0.4%

P-one wizでは利用金額から自動的に1%割引して請求されることに加え、1000円当たり1ポイントのポケットポイントが貯まります。

ポケットポイントは3円相当で他のポイントに交換できるので、実質的に1.3%の還元率になります。またポケットポイントはFamiPayに利用すると4円相当になるので、使い方次第で1.4%還元も実現できます。

なおP-one Wizでは初期設定にリボ払いが適用されているので、毎月全額を支払う「ずっと全額コース」に変更しておいてください。リボ払いのままだと、思わぬ手数料がかかってしまう場合があります。

リクルートカード

年会費無料
ブランドJCB/VISA/MasterCard
貯まるポイントリクルートポイント
基本還元率1.2%

リクルートカードは基本還元率が1.2%となっており、年会費も無料なので公金払いにおすすめのカードです。リクルートポイントはdポイントやPontaポイントに交換できるため、日常生活の中で利用できます。

なおリクルートカードはじゃらん、ホットペッパービューティー、ポンパレモールなどといったリクルート系列のサービスで利用すると、さらにポイントが多く貯まります。

公共料金支払いに不適なカード

利用者も多く便利な「楽天カード」ですが、電気代等の公共料金の支払いに利用するとポイント還元率が0.2%となり、著しく低下してしまいます。

そのため、公共料金の支払いに対しては楽天カード以外のカードを利用するのがおすすめです。できれば、上に挙げたカードか、それ以外でも基本還元率1%のものを利用するのがおすすめです。

税金や保険料はnanaco払いもおすすめ

これまで見てきたクレジットカードで直接支払う以外の方法でおすすめなのが「クレジットカードでチャージしたnanacoで、セブンイレブンで支払いを行う」という方法です。

nanacoを利用する時にはポイントを貰えるわけではないのですが、クレジットカードからnanacoにチャージした際にカードの利用分のポイントが還元されるため、トータルで見るとお得になります。

nanacoの改悪もあり、このやり方は少々不自由な点もあります。というのもnanacoへのチャージの際に限度額があることに加え、現在新たにチャージ登録ができるクレジットカードが「セブンカードプラス」のみとなっています。そのため、これからnanacoを利用する方は新たにセブンカードプラスを作る必要があります。

そうはいってもセブンカードプラスからnanacoへチャージした際に還元率0.5%がそのまま返ってくるため、還元率の観点からすると一番お得な方法ともいえます。

なお電気代やガス代、水道代などは普通に先ほど紹介したような高還元率のクレジットカードで支払うほうが簡単です。

おまけ:ドコモ利用者はdカードGOLDを作ろう

ドコモのケータイとドコモ光を利用している方は「dカード GOLD」を利用するのがおすすめです。というのも、dカードGOLDはドコモのケータイやドコモ光の利用額の10%が還元されます。

年会費1万円がかかってしまうのが難点ですが、ドコモの利用額が月1万円を超えるような方であれば、年会費分は十分回収でき、ゴールドカードの特典も利用できるのでおすすめです。

なお貰えるポイントはクレジットカードではなく、dポイントクラブ会員に対して付与されます。

まとめ

税金や保険料はnanacoやクレジットカード、公共料金はクレジットカードでそれぞれ支払うことで、普通に払うよりポイント還元率等の面でお得になりえます。

高還元率のクレジットカードとしては「P-one Wiz」や「リクルートカード」があります。これらを持っていない方は、これを機に作成するか、最低限還元率が1%あるクレジットカードを利用することをおすすめします。

なお楽天カードは普段使いには便利ですが、公共料金の還元率が下がるので注意が必要です。

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