新卒・新社会人になった皆さん、この度はおめでとうございます。このタイミングで、クレジットカードデビューを考えている方も多いのではないでしょうか。
ある評論家の方によると、最初につくったクレジットカードは長く使われる傾向にあるようです。それならなおさら、長く使うに相応しいクレジットカードを選びたいですよね。
そうはいってもクレジットカードはたくさん種類があるので、初めてだと何を選ぶと良いのか迷ってしまう方も多いと思います。
そんなわけで当記事では、新卒・新社会人向けにお勧めのクレジットカードをピックアップしてみました。
新卒・新社会人向けおすすめクレジットカード
定番かつステータスの高いカードが欲しい方
以下で紹介する2枚のカードは、大手サイト等のランキングで上位になることも多く、一般カードとしてはステータスも高めです。まずは定番のカードから入りたい方は、こちらの2枚から選ぶのがおすすめです。
さまざまな店舗と提携を結んでおり、提携店舗を利用するとポイント還元率がアップするため、利用方法次第でお得に利用できるのも特徴として挙げられます。
JCB CARD W
年会費 | 無料 |
還元率 | 1% |
ブランド | JCB |
日本唯一の国際ブランドであるJCBが発行しているクレジットカードで、クレジットカードの中では定番のカードの1つです。
39歳以下限定で作成できる「JCB CARD W」は、一般のJCBカードより高還元率でお得に利用できるためおすすめです。新社会人の方には気が遠い話かもしれませんが、一度作ってしまえば40歳以降も同じ条件で利用可能なのもお勧めのポイントです。
スターバックスなどのJCBオリジナルパートナーの加盟店舗に加え、Amazonでも高還元になります。JCBカードで貯まるOki Dokiポイントはnanacoポイント等に交換すると実質1%で還元できます。
dポイントや楽天ポイントなど他の主要ポイントにも交換できますが、それらのポイントに交換すると還元率が下がってしまう点には注意が必要です。
三井住友カード(NL)
年会費 | 無料 |
還元率 | 0.5% |
ブランド | VISA/MasterCard |
銀行系カードの定番的な存在でステータス性も高く、持っておいて損はないカードです。ポイント還元率は0.5%となっていますが、マクドナルドなど我々が普段よく利用する様々な店舗で、VISAのタッチ決済を利用すると還元率が高くなり、お得に使えます。
ナンバーレスなので、カード番号を見られることがなくセキュリティも高いカードです。
なお25歳以下の方が作成できる三井住友カードのデビュープラスは還元率も1%と高くなっており非常に良いカードだったのですが、現在新規の申し込みは停止してしまいました。
ゴールドカードが欲しい・遊びが好きな方
以下で紹介する2枚のカードは
- 娯楽施設の割引が多く、お出かけに便利
- ゴールドカードへのインビテーション(無料)がある
といった特徴があります。これらのカードをたくさん利用すると将来無料でゴールドカードを利用できるようになるので、ゴールドカードが欲しい方は要検討です。
エポスカード
年会費 | 無料 |
還元率 | 0.5% |
ブランド | VISA |
エポスカードはカラオケ店などの娯楽施設や飲食店等で優待が多く、休日に出かけたいときにも便利です。また様々なキャラクターデザインのカードも発行されているので、若者向けのカードともいえます。
また年50万円以上の利用で無料でゴールドカードへのインビテーションが届くため、将来ゴールドカードが欲しいという方にもおすすめです。

イオンカード
年会費 | 無料 |
還元率 | 0.5% |
ブランド | VISA/JCB/MasterCard |
持っているとイオングループのスーパーの「お客様感謝デー」などといったキャンペーンに利用でき、年会費も無料なのでイオンカードも持っておいて損はないカードの1つです。
イオンシネマを割引で利用できたり、テーマパーク等の優待割引が豊富といったメリットもあります。イオンカードも、年100万以上の利用でゴールドカードへのインビテーションが届きます。
還元率を重視する方
現在利用している携帯電話・経済圏関係のカード
- ソフトバンク・ワイモバイル→paypayカード(PayPay経済圏)
- 楽天モバイル→楽天カード(楽天経済圏)
- ドコモ→dカード(ドコモ経済圏)
- au→au Payカード(au経済圏)
このような形で、利用している携帯電話の会社に関連したクレジットカードを利用するのもお勧めです。
上で挙げたカードは全て基本還元率が1%と高いことに加え、携帯会社とカードを統一することで得られるメリットも多いからです。
「楽天経済圏」「PayPay経済圏」「au経済圏」「ドコモ経済圏」などという言葉もあるように、これらのカードはいわゆるポイ活においても便利なので、これらも要検討のカードといえるでしょう。
なお3大キャリアを使っている方の場合、何年か勤務して安定した収入を得られるようになれば「ゴールドカード」も検討する余地があります。
PayPayカード・dカード・au Payカードのゴールドカードでは携帯料金や光料金に対して10%のポイント還元があるため、場合によっては一般カードよりお得に利用できます。
Orico Card THE POINT
年会費 | 無料 |
還元率 | 1% |
ブランド | JCB/MasterCard |
基本還元率1%と無料カードにしては高い還元率であることに加え、オリコモールを経由してネットショッピングを利用することで還元率が2%~にアップします。
また入会後半年間はポイントが2倍(基本還元率2%)となる特典もあります。就職直前や直後には何かと出費が多くなるケースもあるでしょうから、こういった特典は便利ですね。
デザインも黒一色のシンプルなデザインなので、使いやすいカードです。貯まったオリコポイントはdポイント、WAON POINTなどに交換可能です。
リクルートカード
年会費 | 無料 |
還元率 | 1.2% |
ブランド | VISA/JCB/MasterCard |
転職サービスでも有名なリクルートが発行しているクレジットカードで、基本還元率1.2%と一般カードとしてはトップクラスの還元率を誇ります。
リクルートカードで貯まるリクルートポイントはdポイントやPontaポイントに交換できるため、使用に困ることもないと思います。また、リクルート系列のサービスを利用すると更にポイントがアップします。
みずほマイレージクラブカード/THE POINT

年会費 | 無料 |
還元率 | 1% |
ブランド | VISA/MasterCard |
ポイント還元率が1%と高く、銀行の名前がつくカードなのでステータス性もあります。みずほ銀行のキャッシュカードと一体になったカードを選択することもでき、そうすると銀行での取引から普段の買い物まで1枚で済ませられるので便利です。
みずほ銀行が発行するクレジットカードは提携会社によっていくつか種類があるのですが、このオリコと提携して発行しているクレジットカードは、ポイント還元率が1%なので普段からお得に利用できます。
なお銀行系クレジットカードは将来の住宅ローンを申し込むとき、健全に利用していると審査のプラス材料になるともいわれています。
母校に思い入れがある方は「大学カード」もおすすめ
大学によっては在学生や卒業生向けに「大学カード」を発行しています。主なものを挙げると以下の通りです。
- 京都大学カード
- 大阪市立大学カード
- 早稲田カード
- 慶應カード
- 立教カード
- 明治大学カード
- 法政オレンジCAMPUSカード
- 関学カード
- 如水会会員証カード
こんな感じで各大学が発行しているクレジットカードを発行すると、ポイント還元や優待を利用できるメリットもありますが、加えて売り上げの一部が母校へ還元されます。またカードに大学の名前が入るのも嬉しいポイントです。
母校に思い入れがある方などはこういった大学カードを検討してみても良いのではないでしょうか。

まとめ
新卒や新社会人の方が最初に持つうえで候補になりうる主なカードを紹介してきました。
クレジットカードは種類も豊富でそれぞれ特徴が違うので、何を求めているかによってつくるべきカードは違ってきます。
- 定番かつ人気のある、ステータスの高いカード→JCBカード、三井住友カード
- 無料のゴールドカードが欲しい、娯楽施設での優待が欲しい→エポスカード、イオンカード
- 還元率を重視したい→楽天カード、paypayカード、dカード、au payカード、オリコカード、リクルートカードなど
慣れてきたら、場面に応じて複数枚を使い分けることでよりお得に利用できます。
