生活費の節約にはクレジットカードの選び方が大事!

日本でのクレジットカード発行枚数は現在3億枚近くに達しています。

かつては高額商品の買い物を分割で買うような使い方が主でしたが、今となっては様々な店舗や施設で利用できるようになりました。

国もキャッシュレス化を推進していますし、この流れは今後も続くと思われます。

そんなクレジットカードですが、上手に利用することで節約にも役立ちます。当記事では、そんなクレジットカードを節約に利用するにはどうすればいいか、具体的に見ていきたいと思います。

目次

クレジットカード払いがお得な理由

クレジットカードを利用してお得になるのは「利用額に応じたポイントがつくから」です。

ポイントというと○○店のポイントカードをイメージするかもしれませんが、クレジットカードではそういったポイントカードと同じように、利用するだけで額に応じたポイントが貰えます。

還元率でいうと大体0.5~1%のものが多いです。

1%というと大した数字に思わないかもしれませんが、年間で考えれば、できる限りクレジットカードで決済することを心掛けるだけでも、数千円~多ければ万以上の節約も可能になります。

今となっては税金もクレジットカードで支払えますし(ただし税金に関しては手数料があるので、額面ほどポイントはもらえません)、クレジットカードで支払えないものは殆どないといっても過言ではありません。

そのため主だった出費を可能な限りクレジットカードで支払うだけでも、現金で支払うよりランチ数回分~も得することになるのです。

生活費払いに最適なクレジットカードの選び方

一口にクレジットカードと言っても、様々な種類があって選ぶのに迷ってしまいますよね。そんな中でどのようなクレジットカードを選ぶかでも、お得度はかなり変わってきます。

クレジットカードを選ぶ上で考慮すべきポイントは以下の通りです。

  • 自分の消費行動にマッチしたクレジットカードを選ぶ
  • 最低1枚は還元率が1%~のクレジットカードを持っておきたい
  • 枚数は自分が管理できる程度の枚数に留めておく
  • 貯まったポイントの使い道も考えておく

自分の消費行動にマッチしたクレジットカードを選ぶ

クレジットカードは発行会社によって様々なサービスや優待を行っており、内容はカード会社により大きく違います。また基本的な還元率もカードによって違います。

優待の中身を具体的に言うと、XカードはA店でポイントがアップする、YカードはB店で割引が受けられる…といった感じです。そのため、普段自分がよく利用する店舗やECサイト等をピックアップして、そこで優待のあるカード会社のカードを利用するのがおすすめです。

最低1枚は還元率が1%~のクレジットカードを持っておきたい

クレジットカードにはそれぞれ基本還元率などと呼ばれる「何も優待などがない場面で利用した際の還元率」が設定されており、これらはたいてい0.5%か1%であることが多いです。

日常生活におけるすべての支払いでクレジットカードの優待を受けることは不可能です。そういった優待がないシーンで使うための、還元率1%以上のカードを1枚はもっておくとお得です。還元率0.5%と1%だと、結構な違いがありますからね。

ちなみに

  • P-one Wiz→利用額の1%割引+0.3%ポイント還元
  • リクルートカード→1.2%ポイント還元

これらのカードは1%を上回る基本還元率になっているので、これらのカードを1枚持っておくのもお勧めです。これらのカードは2枚以上作るのは面倒くさい、どこがお得かなどを考えるのは面倒くさい、といった方にもおすすめです。

枚数は自分が管理できる程度の枚数に留めておく

クレジットカードは極論持っていれば持っているほどお得に使えるシーンは増えるとも考えられますが、あまりにたくさんのカードを持っていると管理が大変です。貯まるポイントがバラバラでややこしくなったり、利用額の把握が大変になったり使い忘れが生じることも考えられます。

また、カードによっては利用額に応じてボーナスポイントが付くようなカードもあるので、そういった場合はある程度まとめておいた方がお得になることも考えられます。そういったことを踏まえれば、持つクレジットカードは大体2~3枚、多くても4枚程度にとどめておいた方が良いかもしれませんね。

また、一度に多くのクレジットカードを申し込むと審査に通らないケースがあることにも留意してください。

貯まったポイントの使い道も考えておく

また、クレジットカードではカード会社によって貯まるポイントの種類も違います。例を挙げると

  • 三井住友カード→Vポイント
  • JCBカード→Oki Dokiポイント
  • 楽天カード→楽天ポイント

こんな感じです。この例で言うと楽天カードの楽天ポイントはそのままなので分かりやすいのですが、VポイントやOki Dokiポイントといった聞きなれないポイントが貯まるケースも多いです。

これらはキャッシュバックに利用したり他社のポイントサービスやギフトカードに交換できます。

交換先によって還元率が異なることも多く、○○ポイントに交換すれば還元率は1%・××ポイントに交換すると還元率は0.8%、といった感じになります。できるならMAXの還元率で交換したいですよね。

そのためクレジットカードを選ぶ際には実際に貯まったポイントを何に交換できるか、加えてどのように使用するか、これらのことも考慮したうえでカードを選ぶことをお勧めします。

中にはポイントの使い勝手が悪いカードもあり、例を挙げるとコストコグローバルカードというカードはコストコでは便利に使える良いカードなのですが、ポイントはコストコでしか利用できません。

クレカで生活費払って節約生活を成功させるためのポイント

  1. クレジットカード決済可能な生活費はすべてカード払いにする
  2. 絶対に一括払いで
  3. 貯まったポイントはすぐ使う
  4. 必需品の買う場所を絞る
  5. 家族分は家族カードを作る
  6. 毎月の明細で支出を管理

クレジットカード決済可能な生活費はすべてカード払いにする

個人店などそもそもクレジットカードに対応していない場合を除き、普段の支払いはできる限りクレジットカードで済ませましょう。

また税金や保険料、光熱費、家賃、などなどクレジットカードで支払いができる場合がある支払いは意外と多いので、クレカ払いが可能かどうか併せて確認しておくと良いでしょう。

支払い方法は原則一括払いで

クレジットカードでは分割払いやリボ払いを利用すると手数料が余分にかかってしまいます。特にリボ払いでは思わぬ形で手数料が膨らんでしまうこともあります。そのため、支払いはできる限り一括払いで済ませるようにしてください。

なおP-one Wizなど一部初期設定でリボ払いになっているカードがあったり、そうでなくても申し込んだときに気づかないままリボ払いで申し込んでしまうといった場合も考えられます。そのため支払い方法の設定がどうなっているか、念のため一度は確認しておくことをお勧めします。

貯まったポイントはすぐ使う

クレジットカードで貯まるポイントには有効期限があります(たいてい1年~数年程度)。定期的に明細やポイントをチェックしている場合であれば使い忘れの心配もないですが、そうでない場合は使い忘れを防ぐためなるべく早く使ってしまうのが無難です。

※セゾンカードなどのように一部ポイントに有効期限がないクレジットカードもあります。

必需品の買う場所を絞る

普段の買い物は、できる限り自分の持っているクレジットカードがお得に使える店舗やネットショップなどで統一しておくのがおすすめです。そうすることで、クレジットカードの特典をフルに活用できます。

例えば楽天カードを持っている方であれば通販はできる限り楽天を使う、といった感じですね。

なお別のショップの方がクレジットカードの還元込みで考えても明らかに安くてお得、といった場合はこの限りではありません。

家族分は家族カードを作る

クレジットカードでは無料で家族カードという追加カードを発行できます。家族カードを作ると、カードを作った本会員の家族も、クレジットカードを本会員と同じように利用できるようになります。家族カードで利用した分は本会員の方にまとめて請求が行きます。

家族カードの発行はたいてい無料なので、作って損はありません。家族カードの利用分もポイントが貯まるので、家族カードも作っておくことで家族の利用分にもポイントを貯めることができます。

毎月の明細で支出を管理

生活費をクレジットカード払いにしておくと、まとめて明細が出てくるのでカードで支払った分に対しては支出

より厳密に家計を管理したい方は家計簿アプリを利用するのがおすすめです。複数枚のクレジットカードを所持している場合は特に便利です。

まとめ

生活費をクレジットカード払いにするメリットと、具体的なカードの選び方や使い方について解説しました。

クレジットカードは現金を持ち歩かなくても利用できる便利さは言うまでもないですが、ポイント還元やカード独自の特典もあるので、うまく使うと普段の生活でちょっとした節約も可能になります。

使い過ぎにさえ注意すれば、必ずクレジットカードはあなたの強い味方になってくれるはずです。

目次