キャッシュレスで手軽に買い物ができ、人気の高いクレジットカードですが、世の中にはクレジットカードを作らない人もいます。そういった人たちは、主に以下のような理由があるようです。
- メリットを感じないから
- 使いすぎが怖いから
- 不正利用されそう
ここでは、クレジットカードを使う上で、このような懸念点となりうる部分に関して、実情を考察してみました。
自分では管理できなさそう
- 親に預けてないと課金したい放題しそう
- 分割が重なると管理できなくなりそうでこわい
- 自己破産する未来見え見え
- あとから請求が来るから使った感覚がしなくてこわい
- しっかりしてる人じゃなきゃ持っちゃいけない
- 魔法のカードなんて手に入れたら絶対破産するのが目に見えてる堪え性のなさだから
- 昔は持ったりしてたけど、もう作りたくない。返済恐ろしすぎw
- クレカは今一瞬を楽しむために未来の自分を殺す凶器だって認識ある
このように、自分で管理するのが難しいから、という声が多くみられました。とはいっても、クレジットカードは少し工夫するだけで、うまく管理しながら使用することは難しくありません。
むしろクレジットカードで払うからこそ、支出を管理しやすいという側面もあります。続いて、続けやすいクレジットカードの管理の仕方について、解説していきます。
アプリを利用して明細を確認する
クレジットカード会社は、明細等を確認できる機能がついた自社アプリを提供しています。
そのため携帯のアプリを開くだけで自分がどの程度お金を使っているか一目でわかります。ウェブのブラウザで確認するとなると面倒くさいですが、アプリであれば手間も少ないので、癖付けもしやすいです。
また、クレジットカードを使えばいやでも自分が使った金額が記録され可視化されます。そのため、現金で払うよりも無駄遣いを減らせるかもしれません。そういった意味ではお金の管理について意識を持っているからこそ、クレジットカードを使うべきと考えることもできるのではないでしょうか。
参考:使いやすいクレジットカード管理で安全なアプリはどう選べばいい?
固定費用等の支払いのみに利用する
自由につかる怖さが強い場合、月々の固定費等自分の裁量が介入しない部分の支払いに限定して使うというやり方も考えられます。
クレジットカードで支払えばポイントが付くので、銀行振替やコンビニ払いと比べるとお得である場合が多いですし、自動的に支払いが済むので便利です。
リボ払いに注意
クレジットカードの金銭管理において、なかでも問題になるのは「リボ払い」を選択した場合だと思います。
リボ払いは支払い金額に関係なく毎年一定額を払い続ける支払い方法ですが、利子がかかるので、実際に購入した金額以上のお金を支払わないといけなくなります。さらに支払い期間が長くなると負担がより大きくなってしまいますので、リボ払いを使うにしても計画的に行ってください。
不安ならリボ払いは避けるのが良いと思います。「リボ払いでないと買えないぐらい高いものは極力買わない」のは、最低限必要な金銭管理ともいえます。
分割払いの場合も、後々の負担を考えて購入するようにしてください。
メリットがない
- 基本的に一括しか使わないから、あまりクレカの意味がない
- そもそも持っててメリットってそんなにない
- 登録すんのめんどい
このように「メリットが無い」などと考える方もいらっしゃいます。しかし、クレジットカードには現金払いにはないメリットが多くありますので、使わないままメリットが無いと決めつけるのはややもったいないです。
続いて、主なクレジットカードのメリットについても見ていきたいと思います。もちろん知っているうえで自分にはメリットに感じられない、という方も中にはいらっしゃるかもしれませんが..
ポイントが還元される
クレジットカードでは、利用額の一部がポイントとしてバックされます。
基本還元率は0.5~1%程度なので、1つ1つの支払いではさほどメリットも感じないかもしれませんが、塵も積もれば山となるで、数か月、1年、数年経つと大きな差になります。
たとえば年間100万円をクレジットカードで支払った場合、還元率1%であれば1万円になります。
現金を用意する必要がなく、支払いが楽
クレジットカードは、カード一枚で支払いが完了するので、とにかく支払いが楽です。近年はタッチ決済というますます便利なものも主流になってきていますね。
また、現金を必要としないため財布に入っているお金が足りなくて支払いができない、などといったトラブルも防止できます。
金銭管理にもつながる
先ほどの内容とリンクしますが、クレジットカードでは明細を確認すると「自分が使った金額」「買ったもの」などがいやでも可視化されるので、家計簿代わりにもなり金銭管理がしやすくなります。
現金であればわざわざ手書きで書き記したりする必要がでてきます。
参考:使いやすいクレジットカード管理で安全なアプリはどう選べばいい?
保険や付帯サービスがある
クレジットカードでは海外旅行時の傷害保険やショッピング保険といった保険が付帯しているものもあります。万が一のことがあった際に役立てることができます。
また全国の飲食店やホテルなどをお得価格で利用できたり、より多くのポイントが還元される優待があったりします。
不正利用が怖い
- 無くした時が怖いので作りたくない
- ネットの買い物で使うのはこわい
- 持ってると危険だから作りたくない
- PCデポの客のクレカ無断使用とか見て絶対作りたくないって心から思いました
このように、クレジットカードの不正利用が怖いという声もありました。続いて、不正利用を防ぐにはどうすればいいか?を考えていきます。
クレジットカードの不正利用の種類
クレジットカードの不正使用の手口は以下のようなものが挙げられます。
万が一不正利用にあった際はなるべく早くカード会社に連絡を入れるようにしてください。カードによっては不正利用分を補填してくれます。
こういったものを見ると不安に思うかもしれませんが、補償がついているカードも多いので、そういったカードを選べば過剰な心配は不要かと思います。ただし、不正利用に気づかなかったではまずいので、明細のチェックはしっかり行ってください。
なお、最近はカード会社から不正を察知して連絡をくれることも多いようです。
- フィッシング詐欺
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カード会社などを装って偽のサイトに誘導し、カード情報を入力させ、情報を騙し取る詐欺のことです。偽サイトに情報を入れると高確率でアウトなので、クレジットカードの情報を入力する際は、今入力しているサイトは本物か、といったことを確認するようにしてください。
- スキミング
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スキマーという機械で、クレジットカードの磁気ストライプに書かれた情報のみを盗み取ります。近年のクレジットカードはICチップが搭載されていることも多く、スキミングにはあいにくくなりました。
- ECサイトからの情報流出
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自分が利用しているECサイトに対する不正アクセスによって個人情報を盗み取られるパターンです。ECサイト側もセキュリティ対策を怠ってはいないと思いますが、100%安全ということはない点には留意が必要です。
- ネットショッピング詐欺
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架空のショッピングサイトを立ち上げて架空の商品を販売し、入力された個人情報だけを抜き取ります。
こういった不正利用のリスクを減らすためには、以下のようなことを留意してください。
- カード情報を入力する際、信頼のおけるサイトか確認する(不正利用の中でもとくにフィッシング詐欺やネットショッピング詐欺は割合が多いので注意)
- 暗証番号やECサイトのパスワードは推測されにくいものを使う
- アプリ等を利用して定期的に明細を確認し、身に覚えのない請求が来ていないか確認する
- 不正利用に対してカード会社がどのように補償してくれるか事前に確認しておく
カードをなくした時は?
クレジットカードを失くした際も、まずはカード会社に連絡してください。クレジットカードには紛失や盗難の補償がついているものも多いですが、連絡が遅くなりすぎると日数によっては補償が適用されない場合もあります。
まとめ
クレジットカードに対して「怖い」「危険」などと考える方は実際に多くいらっしゃいますし、気持ちもわからなくはありません。
その一方で当記事でも見てきたように、最低限気を付けるべきポイントに気を付けていれば、クレジットカードで問題が起こることはあまりありません。
最後にクレジットカードを利用する上での、主なポイントや注意点をまとめておきます。
- ポイント還元をうまく利用する
- アプリなどを利用し定期的に明細を確認しておく
- リボ払いや分割払いの利用は計画的に行う
- 最低限のセキュリティ対策は忘れずに
こういった最低限のポイントを押さえておけば、クレジットカードはお得かつ便利に使えるので、むしろ使わないともったいないとも言えます。