クレジットカードの情報を狙った詐欺の手口や対策を解説

当サイト管理人のGmailアカウントには日々何十通と迷惑メールが届いています(汗)

そんな中にはパスワード変更を促すものもあります。このメールはおそらく相手のパスワード情報をゲットするための釣りなんでしょうね。

他にもあの手この手でIDやパスワード、カード情報を入力させたがるヘンテコなメールは数多く届きますね。名簿屋のような人がリストを配っているのか知りませんが、実に迷惑な話ですね。

このような明らかにわかる詐欺ならまだしも、近年は詐欺の手口も多岐にわたっているため、注意するに越したことはありません。

詐欺師のターゲットの1つが、我々のクレジットカード情報です。そんなわけで、ここではクレジットカードを利用した詐欺について調べてみました。

目次

クレジットカード詐欺の手口にはどんなものがある?

主なクレジットカード詐欺の代表的な手口は次のようなものがあります。

  1. フィッシング詐欺
  2. スキミング詐欺
  3. ネットショッピングによる詐欺

それぞれについて解説していきます。

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺の名前の由来はそのままで、「釣り=フィッシング」です。

メール等を介してクレジットカードを情報を相手に入力させることで、情報を入手する(=釣る)という手口です。結構耳にする詐欺被害で、実際に不正利用の原因のトップにも名前が挙げられます。

フィッシング詐欺で実際に送られてくるメールの内容は以下の通りです(一例)。

  • カードを不正利用されたのでパスワードを入力してください
  • 未払料金があるのでカード情報を入力してすぐに支払ってください

このように、不安を煽って思わずクリックしたくなるような巧妙なメールを送ってきます。

このメールをクリックして情報を入力してしまうと、入力した情報は詐欺師にわたってしまいます。

近年は詐欺師側も本物の会社と間違えるようなURLにしていたり、ページを本物に近い作りにしているなど、手口もより巧妙化しているので注意が必要です。

フィッシング詐欺を防ぐには?
カード情報を入力させるメールやページは疑ってかかる

カード会社や公的機関などが、通常メールを通してカード番号等の個人情報を入力させることはありません。その事実を知っておくだけで詐欺には気付きやすくなります。

カード情報を入力する際はURLを確認する

カード情報を入力する際には必ず入力するサイトのURLを確認してください

フィッシング詐欺で使われるサイトは、必ず公式のネットショップのURLとはURLが違います。またカード情報を入力するページのURLは、まともなショップなら必ず「https://~~」(SSL対応)になっています。

今の時代個人のサイトでも普通にSSL対応が可能なので、これが仮にhttp://~~ならその時点で詐欺と考えても良いと思います。

スキミング詐欺

スキミング(Skimming)は「掬い取る」という意味があります。スキミング詐欺とはカードに埋め込まれている情報を抜き取り、その情報を利用してカードを複製する手口のことを指します。

カード情報を抜き取るには「スキマー」と呼ばれる機器を用いて行われます。近年はスキミングを受けにくく複製困難なICチップを用いたカードが主流のため、以前と比べスキミングの被害は減っていると思われますが、2000年代にはかなり問題になった詐欺手法でした。

クレジットカードに関しては、改正割賦販売法により2020年3月までには全てICチップ入りのカードに切り替わっています。そのため、現在はスキミングの被害にあう可能性は低いと思われますが、磁気型のカードではまだこういったリスクはなくなっていないので注意が必要です。

スキミング詐欺を防ぐには?

スキミングの被害を100%防ぐ方法は存在しませんが、まずはカードを他人に渡さないことです(海外では特に)。海外では基本カード所有者にカードを読み込ませます。カードを渡せと言われた際は注意してください。

またスキミング防止用の電波の受送信を邪魔するタイプのカードケースに入れておくことも対策になります。

3.ネットショッピングによる詐欺

偽のショッピングサイトを作って消費者に物を購入させ、個人情報を入力させるタイプの詐欺です。

こうしたショッピングサイトで物を購入しても商品が届くことはなく、代わりに商品購入時に入力した情報が不正に使われることになります。

近年は依然と比べれば減ってきているとは思いますが、以前は日本語が怪しい大手ECサイトの模倣サイトなんかもよくあったようで、問題にもなりました。

現在も時折有名ネットショップなどでは注意喚起がなされており、まだまだこうした詐欺はなくなっていないと思われます。

ネットショッピング詐欺を防ぐには?

こうした偽サイトの特徴としては

  • 日本語が怪しい・フォントが変
  • 値段が安すぎる

といったことが挙げられます。安さにテンションが上がって思わず引っかからないよう注意が必要です。またフィッシング詐欺の場合と同様、URLを確認することも対策になります。

有名店でないネットショップで購入する場合、運営者情報が記載されているはずなので、その記載内容を確認して怪しい業者ではないか確認しておきましょう。

まとめ

ここでは主なクレジットカード詐欺を3つ取り上げました。

スキミング詐欺は近年減っているものと思われますが、フィッシング詐欺やネットショッピング詐欺は未だになくなっていません。

カード情報を入力する前に少し確認すれば防げるケースは多いと思いますので、自分は絶対大丈夫と油断はせず、対策を忘れないようにしましょう。

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