クレジットカードでのマイルポイントはアライアンス内でも貯まる!

航空会社のマイルは、貯めると特典の航空券と交換できることをはじめ、グッズや商品券に交換できたりするため、飛行機を利用するなら積極的に貯めていきたいところです。

そこで、これからマイルポイントを貯めたいと考えている方が、知っておきたい基本的な情報をまとめました。

目次

マイルポイントを貯める前に知っておきたい基本情報

同じ系列の航空会社(アライアンス)を知っておく

共通ポイントとは文字通り複数の企業や店舗が加盟できるポイントプログラムで、こういったポイントは1つの企業をの枠を飛び越えて利用できるのが特徴です。Tポイントやdポイント、楽天ポイントなどが有名ですね。

航空会社のマイレージサービスにおいても、これと似たような仕組みがあります。というのも航空業界には

  • スターアライアンス
  • スカイチーム
  • ワンワールド

の3つのグループ(航空連合やアライアンスと呼ばれます)が存在しており、同じグループの航空会社においては相互にマイルの利用ができます。それぞれのアライアンスの概要は以下の通りです。

スター
アライアンス
スカイチームワンワールド
航空会社数28社18社14社
就航国数195カ国170カ国以上170カ国
就航空港数1317ヶ所1036ヶ所1000ヶ所
主な航空会社全日空(ANA)
ユナイテッド航空
エアカナダ
中国国際航空
など
デルタ航空
大韓航空
中国東方航空
チャイナエアライン
など
※日本の航空会社はなし
日本航空(JAL)
マレーシア航空
アメリカン航空
キャセイパシフィック航空
など

そうはいっても同じアライアンス内の別の航空会社のマイル同士を合算することはできません。例えばANAのマイルを貯めている場合、他のスターアライアンスの航空会社でマイルを使うことはできても(カウンターでその旨を伝える必要があります)、

マイルの有効期限に注意

比較的利用頻度が高いと思われる航空会社4社のマイル有効期限を紹介。(2016年時点)

航空会社有効期限
ANA利用最終月から36ヶ月後の月末まで
JAL利用最終月から36か月後の月末まで
ユナイテッド航空有効期限なし
デルタ航空有効期限なし

この中だとユナイテッド航空やデルタ航空のマイルが有効期限が無く貯めやすいです。以前ユナイテッド航空のマイルは有効期限がありましたが、2019年に撤廃されました。

そうはいっても日本ではANAかJALが使いやすいでしょうから、貯める際には有効期限の存在だけは知っておくと良いでしょう。

マイルで獲れる特典航空系の座席数には限りあり

マイルを特典の航空券に交換する際に、航空会社にとっては特典航空券が利用不可能な日(ブラックアウトデイト)があります。これに関しては利用する航空会社の公式サイトでチェックしておきましょう。

日本で言うと年末年始やお盆といった利用者の多い期間はブラックアウトデイトになることが多いです。

シーズンによって必要マイル数は変わる

飛行機の航空券は日によって料金が変わりますが、これはマイルも同じです。

ANAであれば「ロー(利用者少ない)/レギュラー/ハイシーズン(利用者多い)」の3つに分かれていて、それぞれ必要なマイル数が異なります。

JALは区間に応じて「基本マイル数」という最低必要マイル数が決まっており、日程や空席状況に応じて追加で必要になるマイル数が変化します。

デルタ航空なら空席状況などに応じて必要マイル数は5段階に変化します。このように、必要なマイル数を決める条件は各社で違い、シーズンによって大きく必要マイル数は変わってきます。

クレジットカード利用でマイルを貯められる

ANAやJALといった航空会社は独自でマイルを貯めやすいクレジットカードを発行しています。

年会費こそかかるものが多いですが、還元率の高いものであれば利用額の1%ぐらいのマイルが貰えるカードもあります。

沢山マイルを貯めたい方は、そのようなクレジットカードを利用するのも手だと思います。

なお航空会社発行のクレジットカードよりは交換率が低下しますが、一般のクレジットカードでも貯めたポイントをマイルに交換できるクレジットカードは多いです。

まとめ

最後に当記事で紹介したことを改めてまとめておきます。

  • 航空会社にはアライアンスに加盟しており、同アライアンス内の航空会社であればマイルの相互利用も可能
  • マイルには有効期限があるものもあるので注意(JALやANAは3年ほど)
  • シーズンや利用状況によって同じ区間でも必要マイル数は変わることがある
  • マイルはシーズンによっては利用できない場合もある
  • クレジットカードを利用すると飛行機への搭乗以外でもマイルを貯めやすい

マイルを効率的に貯めるには、自分にとって利用しやすい航空会社を選定してなるべくその航空会社のみを利用し、併せてその航空会社のマイルを貯めやすいクレジットカードを選んで利用すると良いです。

ANAであればANAカード、JALであればJALカードといった感じですね。マイルポイントの使い道は様々ですが、還元率等の観点からすると特典の航空券と交換するのがお得です。

飛行機に乗る機会が多い方は、積極的に利用していきましょう。

目次