極論、クレジットカードで支払えないものはないんじゃない!?

近年は税金もクレジットカード払いできるようになるなど、クレジットカードが利用できる支払いは増加傾向で、ますます便利になっています。政府もキャッシュレス化を推進しているので、ある意味当然の流れですね。

そんな中で、今までクレジットカード支払いに対応していなかった固定費や必要経費等においても、クレジットカードに対応するようになってきました。

クレジットカードを利用するとそんな支払いに対してもポイントが付くので便利です。一回分だけだとたいした違いはないかもしれませんが、十年二十年のスパンで考えれば塵も積もれば山となるで結構な違いが出ると思われます。

当記事では、クレジットカードで支払える意外なものを紹介していきます。

目次

クレジットカードで払える生活費やその他費用をピックアップ

クレジットカード払い可能な出費には次のようなものがあります。

  1. 家賃
  2. 水道光熱費
  3. 携帯代
  4. 生命保険料
  5. 損害保険料
  6. 税金
  7. 社会保険料
  8. 医療費
  9. 新聞代
  10. NHK受信料
  11. 交通費
  12. 日常的な買い物

それぞれについて解説していきます。

一般家庭では最も大きな出費の部類になる家賃ですが、こちらはクレジットカードで払えるかどうかは貸主次第となり、対応しているケースとしていないケースがあります。大家さんによってはクレジットカード払いを売りにしていることもあるようです。

有名どころでいえば、大東建託やアパマンショップ、ピタットハウス、ミニミニなどはクレジットカード払い対応の物件を探すことができます。

ほかにもANAやJALなどと提携している不動産会社の賃貸物件においても、クレジットカード払いに対応しているケースがあるようです。

水道光熱費

水道光熱費といった公共料金系の費用も、たいていはクレジットカード払いが可能です。

なお口座振替によって50円ほどの割引があることも多いので、普段節約に心がけている一人暮らしの方など、水道光熱費が5000円以下になる場合はカード払いで逆に損するケースもあるので注意が必要です。

通信費

近年の生活においては不可欠な存在になっている通信費も、クレジットカード払いが可能です。

ドコモやau、ソフトバンク、楽天などはそれぞれクレジットカードも発行しているので、それらのクレジットカードで通信費を支払うことでお得になるケースも多いです。

例を一つ挙げれば、ドコモのdカードGOLDはドコモ光や携帯電話代の支払いに利用するとどこも利用料金の10%が還元されます。

生命保険料

全てが対応しているわけではないですが、大手生命保険会社もたいていはクレジットカード払いに対応しています。

一部対応していないケースもあるので、詳しくは現在利用している保険会社を参照していただければと思います。

損害保険料

自動車保険や損害保険料もたいていクレジットカード払いが可能です。

特殊な例として途中で支払い方法の切り替えができないケースもあるので、カード払いが可能かは利用している保険会社を参照していただければと思います。

税金

国税はクレジットカード払いが可能です。しかし額に応じた手数料がかかってくるため、還元率1%以上のクレジットカードで支払う必要があります。

地方税に関してはお住まいの地方自治体がクレジットカード払いに対応しているか次第となります。詳しくはお住まいの地方自治体のHP等を参照してください。

社会保険料

2008年3月から国民年金保険料はクレジットカードに対応しています。年間20万円近い国民年金保険料をクレジットカード払いできればかなりお得になりますね。

なお、国民年金をクレジットカードで支払う場合は事前申請が必要なので、余裕をもって申請をしておいてください。また、支払い方法は一回払いのみとなります。

医療費

大きめの病院ならカード払いに対応していることも多く、美容外科といった保険が効かないところでもクレジットカード払いに対応しているケースが多いです。

医療費も地味に高額なので、クレジットカードで支払いできるとうれしいですね。

新聞代

大手新聞社はクレジットカード払いにも対応しています。クレジットカード払いへの切り替えも基本的にインターネットで行えます。

新聞代は1月だけで見るとそんなに大きな額ではありませんが、毎月かかることを考えれば塵も積もれば結構な額になるので、切り替えておくと良いでしょう。

NHK受信料

NHK受信料もクレジットカードでの支払いが可能です。口座振替やクレジットカード払いは月額50円の割引になるというメリットもあるので、これを機に切り替えておくことをおすすめします。

支払い方法の変更はNHKのHPで行えます。

交通費

JR系のクレジットカード(ビュースイカカードなど)や、Suicaなどと連携しているカードからチャージすると、ポイントをゲットできます。

近年はクレジットカードに対応したタクシーも多いです。交通費も全ての交通機関がクレジットカードに対応しているわけではありませんが、クレジットカードを利用できる部分は利用することで、ポイントを貯めることができます。

日常的な買い物

スーパーやコンビニなどといった日常的な生活費も、年間で見ると結構な出費になりますよね。

近年はクレジットカードに対応している店舗も増えていますし、特に大手店舗ではほとんどがクレジットカードに対応していると思われます。

そのため、クレジットカードで払える部分はクレジットカードで支払ってしまいましょう。

利用しているカード会社によっては街中のスーパーや飲食店、娯楽施設などで優待(割引、ポイントアップなど)がある場合もあるので、現在持っているクレジットカードでどのような優待があるか、把握しておくことをお勧めします。

また、日常的な支出を管理するには家計簿アプリを利用するのも便利です。近年はレシートを読み込むだけで買い物での出費が可視化できるような便利なアプリもあります。

クレジットカードで支払えないものはない!?

このように見てみると、逆にクレジットカードで支払えないものは殆どないんじゃないか?とすら思えてきますよね。

クレジット決済に対応していない個人店等こそありますが、「モノ」という観点で見れば、クレジットカードで支払えないとされるものとしては

  • 利用限度額を超えるような買い物(家、車など)
  • ビットコイン(国内取引所のみ)
  • ギフト券や商品券など

などがあります。

住宅などは基本的にクレジットカードを利用できないのですが、その理由の1つとして利用限度額をオーバーしてしまいクレジットカードでは支払えないぐらい高額だから、というものがあります。極論利用限度額を満たせば買うことができる場合もあります。

またビットコインなどの仮想通貨も最近国内の取引所で購入不可能になりましたが、海外の取引所を利用すれば買うことも可能です。

ギフト券等もクレジットカードで支払えないケースが多いのですが、一部例外はあるので、まったく不可能ともいえません。そうはいってもカード会社の規約で現金化を禁止されている場合もあるので、

なお滅多に無い事例だとは思いますが普段高額なお買い物をしない方が突然、異常なまでに大きな買い物をすると不正利用を疑われるケースもあるようです。

そういった極端な事例を除けば、基本的にクレジットカードで支払えないものは殆どない、と考えても良いかもしれませんね。

クレジットカード払いにおける注意点

利用限度額に注意

クレジットカードにはそれぞれ利用限度額が設定されています。そのため、あまりに大きな支払いをクレジットカードで行うと、利用限度額をオーバーしてしまうケースも考えられるため注意してください。

固定費をクレジットカード払いにすると、トータルでは結構な額になると思われますので、自身の利用限度額を超えることにならないか、注意しておくようにしてください。

ポイント還元率低下に注意

クレジットカード会社によっては、「○○への支払いはポイント対象外orポイント還元率低下」という条件を設定しているケースがあります。

例えば皆さん知っているであろう「楽天カード」は、基本還元率1%で使い勝手も良いカードなのですが、公共料金の支払いでは還元率が0.2%と大幅低下してしまいます。

万が一支払いに使ったにも関わらずポイントが付いていない、なんてことがあるとと悲しいので、一度お持ちのカードのポイント適用条件は確認しておくことをおすすめします。

まとめ

当記事では、クレジットカード払いが利用できる固定費等の出費項目を紹介しました。

クレジットカード払いは意外と利用範囲が広く、今後もキャッシュレス化の波が続く限り、カード払いの適用範囲も拡大していくものと思われます。

クレジットカードは支払い忘れのリスクも低く、番号を入力したりカードを提示したりするだけで簡単に支払えるため便利です。それでいてポイントも還元されるのでまさに一石二鳥です。

そのためクレジットカードで支払える項目に関しては、なるべくカード払いにしておくのがおすすめです。

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