JR東日本のポイントサービスであるJREポイント。
比較的新しい共通ポイントともいえる「JREポイント」は、電車の乗車や店舗の利用など様々な場面で貯めたり使ったりできるため、上に挙げた主なポイントサービスにに近い便利さのあるポイントサービスといえます。
今回は、そういった「JREポイント」の特徴について解説していきます。
JREポイントとは
JREポイントはJR東日本のポイントサービスで、「Suicaポイント」などのJR東日本のポイントサービスを共通化するため、作られたポイントサービスです。
駅ビル(アトレ、グランデュオなど)で貯めることができる「JRE POINT」、駅構内のコンビニや自販機などでたまる「Suicaポイント」などが統合したため、より便利になりました。
なおこれにより「Suicaポイントクラブ」は2019年3月いっぱいで終了しています。
JREポイントの貯め方
在来線の利用
JREポイントに登録されたSuicaの入金残高を利用して在来線に乗ると、ポイントがたまります。モバイルSuicaで50円当たり1ポイント、カードタイプのSuicaで200円当たり1ポイントとなります。
なおポイントをためるにはJRE POINT WEB会員になり、Suicaを事前に登録しておく必要があるので注意が必要です。
またSuicaグリーン券を購入した場合も、ポイントがたまります。なお、私鉄やバスなどJR東日本以外の交通機関では、ポイントはたまらないので注意してください。
えきねっとの利用
「えきねっと」は、JR東日本が運営するウェブサービスで、指定席の予約など様々なサービスが行われています。
JRE POINTとえきねっとを連携させると、新幹線や特急列車の乗車、JRツアー、移動先での駅レンタカーでの利用などにおいて、JREポイントをためることができます。
えきねっととJRE POINTを連携させるには、えきねっとのマイページで行います。
Suicaを対象店舗で使う

JREポイントにSuicaを登録し、そのSuicaをエキナカ、街ナカなど約5万店舗の加盟店(上記マークを提示している店舗)で使用することで、ポイントが溜まります。
還元率は0.5%(200円→1ポイント)あるいは1%(100円→1ポイント)となります。
多数の加盟店があり、なかでも代表的な加盟店としては以下のようなものが挙げられます。
- イトーヨーカドー
- ヨークマート
- デニーズ
- 紀伊國屋書店
- 洋服の青山
- ヤマト運輸
他にもJR東日本グループの自販機や店舗、ホテルでも同様にポイントを貯めることができます。
JRE POINTカードを提示する

上のマークがある駅ビルでJRE POINTカードを提示することでポイントが貯まります。100円当たり1ポイント(還元率1%)。首都圏のアトレやグランデュオ、ビーンズ、nonowa、ラスカなどといった駅ビルに加え、MIDORI、CoCoLo、エスパルなどといった他の東日本地域の駅ビルが対象になります。
JRE MALLでの買い物
JRE MALLでの買い物でも、JREポイントをためることができます。100円当たり1ポイントがたまります。
ポイントをためるにはJRE MALLのマイページからJREポイントを連携させる必要があります。
ビューカードの利用
JR東日本の子会社である株式会社ビューカードが発行するクレジットカードであるビューカードを利用することで、JREポイントがたまります。
ビューカードでは利用額1000円当たり5ポイントのJRE POINTがためられます(還元率0.5%)JREポイントを貯めたい方は、このようなクレジットカードを発行すると、さらに多数のポイントをためることができます。
またビューカードを利用してSuicaにチャージすると、ポイントが通常の3倍たまる仕組みがあります。
JREポイントの使い方
JREポイントは1ポイント1円としてSuicaにチャージしたり、Suicaグリーン券に交換したりできます。基本的にSuicaポイントと仕組みは変わりありません。
Suicaにチャージ
JRE POINTのサイトで手続きをすることで、1ポイント1円でSuicaにチャージすることができます。
チャージ方法はSuicaの種類によって異なる場合があります。
WEBサイトはこちら
⇒https://www.jrepoint.jp/
Suicaグリーン券と交換
2018年3月から、JREポイントはSuicaグリーン券と交換できるようになりました。
東海道線や横須賀線の普通電車のグリーン車で使用できます。
えきねっとの利用
えきねっとにおける特典や、座席のアップグレード等にも使用できます。
駅ビルで支払い時に使う
上記で紹介した緑のマークがある駅ビルにおける買い物で、1ポイント1円相当で使用できます。
JRE MALLでの支払い
JRE MALLで1ポイント1円相当で利用できます。また、JREふるさと納税において使用することも可能です。
各種商品との交換
JREポイントはJRE POINT WEBサイトから様々な商品券やグッズなどと交換もできます。
まとめ
「Suicaポイント」と「JRE POINT」が統合された共通ポイントサービス「JREポイント」の特徴を紹介しました。
2つとも鉄道関連サービス限定なので他の共通ポイントサービスほど使い勝手がいいわけではないものの、今後は2枚持ち歩く必要がなくなり利便性アップは間違いありません。
いまのところ加盟店はそれほど多くないので、楽天スーパーポイントやPontaポイントなど大手共通ポイントサービスには及ばないんですが、今後コンビニなどで使えるようにならないとも限りません。
さらなる利便性アップに期待しましょう!