クレジットカード、デビッドカード、プリペイドカード、会員証、ポイントカードetc..最近は様々なカードが発行されていますね。
それもあって、財布の中がカードだらけでパンパンになってしまう場合も多いです。
そんな時に多少なりとも便利なのが一体型のクレジットカードです。
一体型クレジットカードというとポイントカードとクレジットカードが一体となったカードを想像するかもしれませんが、ほかにも「キャッシュカード機能の付いたクレジットカード」も存在します。
当記事では、そのようなキャッシュカード一体型のクレジットカードで、主なものを紹介していきます。
キャッシュカード一体型のおすすめクレジットカード
今回紹介するカードの中で、現在発行可能なものは以下の5枚となります。
- みずほマイレージクラブカードセゾンSuica
- SMBC JCBカードクラシック
- 楽天銀行カード
- イオンカードセレクト
- JP BANKカード
- JAカード
それぞれの特徴について解説していきます。
みずほマイレージクレブカードセゾンSuica

- ブランド:VISA
- 初年度年会費:無料
- 2年目以降年会費:無料
- ポイントサービス:永久不滅ポイント
- ポイント還元率:0.5%(1000円=1p/1p=5円)
大手銀行であるみずほ銀行のキャッシュカード機能に加え、電子マネーSuicaの機能もついたクレジットカードです。
永久不滅ポイントが利用額1000円当たり1pt貯まり、還元率は0.5%となります。名前の通り有効期限のないポイントなので使い忘れの心配もありません。またセゾンポイントUPモールに登録されている店舗であれば、モール経由して買い物をすることでさらに多くのポイントを貯めることも可能です。
またSuica機能付きで、Suicaへのオートチャージにもチャージしているため便利です。オートチャージ機能を利用すればSuicaの残高が設定金額以下になったときに自動でチャージ(改札を通る時)されるため、非常に便利です。
また利用状況に応じてひずほマイレージクラブの「うれしい特典」も利用できます。
▶「うれしい特典」で手数料無料になるATM
時間外利用も無料・・・みずほ銀行/イオン銀行
月4回まで無料・・・セブン銀行/イーネット/ローソン
SMBC JCB CARDクラシック

- ブランド:JCB
- 初年度年会費:無料
- 2年目以降年会費:550円(年1回以上利用で無料)
- ポイントサービス:ワクワクポイント
- ポイント還元率:0.5%(1000円=1p/1p=3~5円)
三井住友カードと一見よく似たカードですが、こちらはSMBCファイナンスサービス株式会社が発行しているカードで、三井住友銀行のキャッシュカードと一体になっています。
年会費は550円ですが、一度でもクレジットカードとして利用すれば無料になります。
基本還元率は0.5%とそこまで高くない一方で、ダイエーやイオン、セブンイレブンでの買い物時に利用するとポイントが3倍になります。
また、年間の利用額に応じて、以下のようにポイント還元率がアップします。
- 50万円以上:1.1倍(還元率0.55%)
- 100万円以上:1.15倍(還元率0.575%)
- 200万円以上:1.3倍(還元率0.65%)
- セディナのポイントUpモールを経由すると、対象店舗でのポイント還元率がアップする
- レジャー等を特別価格で利用できる「プレミアムクラブオフ」を利用可能
- セディナトラベルデスクでパッケージツアーが割引利用可
といったメリットもあります。
楽天銀行カード
- ブランド:JCB
- 初年度年会費:無料
- 2年目以降年会費:無料
- ポイントサービス:楽天ポイント
- ポイント還元率:1%(100円→1pt)
楽天銀行のキャッシュカードと楽天カードが一体となったクレジットカードです。
楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行にすると、以下のようなメリットがあります。
- 楽天市場でのポイントアップ
- 普通預金金利がアップ
- ハッピープログラムにエントリーして会員ステージに応じた楽天ポイントを獲得できる
- 残高不足の場合引き落とし前にメールで通知が来る
楽天銀行カードを作ると、自動的に引き落とし口座は楽天銀行になるため、通常の楽天カードの特典に加え、このようなメリットも享受できます。

イオンカードセレクト
- ブランド:JCB/VISA/MasterCard
- 初年度年会費:無料
- 2年目以降年会費:無料
- ポイントサービス:WAON POINT
- ポイント還元率:0.5%(200円→1pt)
イオン銀行のキャッシュカードの機能がついたイオンカードです。キャッシュカード、クレジットカード、電子マネーWAONの機能が全て1枚のカードに合わさっているため、便利に利用できます。
イオンカードと同様イオンでの買い物でお得になったり、イオンシネマでの映画鑑賞を割引で利用可能です。
また、イオンカードセレクトの契約だけで「イオン銀行スコア」を10点獲得でき、使い方次第ではイオン銀行をよりお得に利用することも可能です。
また利用金額次第では「イオンゴールドカードセレクト」を発行できるので、ゴールドカードが欲しい方は是非狙ってみてください。
なおデザインには通常デザインの他にミッキーマウスデザインやトイストーリーデザイン(ブランドはJCBのみ)、ミニオンズデザイン(ブランドはVISA/MasterCard)のカードもあります。
また、ミニオンズデザインの特典としてイオンシネマチケットを1000円で購入できるというものがあります。※ミニオンズデザインの場合、ゴールドカード発行の対象にはなりません
JP BANKカード

- ブランド:VISA/MasterCard
- 初年度年会費:無料
- 2年目以降年会費:1375円(年1回以上利用で翌年無料)
- ポイントサービス:JPバンクカードポイント
- ポイント還元率:0.5%(1000円=1p/1p=5円)
ゆうちょ銀行のキャッシュカードと一体となったクレジットカードです。年会費1375円は年1回以上利用すれば無料になるので、実質的に維持費無しで利用できます。
- 利用金額に応じたボーナスポイント
- ビッグエコーなど提携施設での割引(カードの提示が必要)
- JPバンクカードのポイントアップモールを経由して買い物をすることで、ポイント還元率がアップ
などといった特典もあります。
なお29歳以下の方が作成できるのカードとして「JP BANK VISAカード ALente」もあり、こちらは入会後3か月間はポイントが3倍にアップしたり、利用額に応じたボーナスポイントが付加されるなどといったメリットがあります。
JAカード
- ブランド:VISA/MasterCard
- 初年度年会費:無料
- 2年目以降年会費:1375円
- ポイントサービス:JAカードわいわいプレゼントポイント
- ポイント還元率:0.5%(1000円=1p/1p=5円)
JAバンクのキャッシュカードが一体となったクレジットカードです。年会費1375円がややネックなのですが、以下の条件のいずれかを達成すれば無料になります。
- 年間10万円以上の利用
- 電気料金の支払い※大手電力会社10社が対象
- 携帯料金の支払い※3台キャリア、ワイモバイルが対象
JAカードで貯まるJAカードわくわくプレゼントポイントは他社ポイントに交換できるほか、様々な景品に交換可能です。また年50万円以上の利用で翌年度基本ポイントの20%分が加算、年100万以上の利用で翌年度基本ポイントの50%分が加算、といった特典もあります。
また、JAカードには以下のようなJAならではの特典もついています。
- JA-SS、ホクレンSSのご利用で給油が2円/L割引
- JA直売所、ファーマーズマーケット利用で5%割引
- JAグループの対象店舗で2%ポイント還元
りそなクレジット一体型カード<クラブポイントプラス>※新規受付停止

- ブランド:JCB
- 初年度年会費:無料
- 2年目以降年会費:1000円(年1回以上使うと翌年1000p還元)
- ポイントサービス:りそなクラブポイント
- ポイント還元率:0.1%(1000円=1p/1p=1円)
りそな銀行のキャッシュカードと紐づけされた一体型クレジットカードです。
- りそな銀行での取引額に応じてATM手数料が無料
- ポイントモール「りそなクラブ.com」経由でのショッピングでポイント上乗せ
などの特徴があります。
現在は新規受付を停止しており、新たにこのカードの発行はできなくなってしまったようです。
スーパーICカードTOKYU POINT PASMO「三菱東京UFJ-VISA」※サービス終了予定

- ブランド:VISA
- 初年度年会費:無料
- 2年目以降年会費:無料
- ポイントサービス:三菱東京UFJポイント/TOKYU POINT
- ポイント還元率:0.5%(1000円=1p/1p=5円)
三菱東京UFJ銀行のキャッシュカード機能に加え、電子マネーPASMO、TOKYU POINTサービスも付いている多機能なクレジットカードです。
東急百貨店や東急ストアなどで当カードを提示すれば、店舗ごとに付与率に応じてポイントを貰うこともできます。その時にクレジットカード払いにすれば三菱東京UFJポイントも獲得でき、ポイントの二重取りも可能です。
三菱東京UFJポイントは200pt→1000円として口座にキャッシュバック可能です。
このような多機能なクレジットカードでしたが、現在は新規申し込みができないどころか、2025年をめどに完全にサービスを終了する予定となってしまいました。
まとめ
ここではキャッシュカード一体型のクレジットカードの中で、主だったものを紹介しました。
このような一体型のカードを利用すれば、財布の中のカードを少しでも減らすことができますし、より便利に使えることは確かです。
基本的にこういったカードはポイントの還元率は低めのものが多いですが、この中でも「楽天銀行カード」はポイント還元率が1%なので普段使いでも見劣りせず利用できます。
あまり多くのカードを持ちたくないという方は、こういったカードの作成も検討してみてはいかがでしょうか。