アメックスゴールド・プラチナ・通常カードを比較 年会費や申込み方法の違いは?

「いつかはアメックスプラチナを」

このように、ステータスに憧れたりするのも一般人の特権かもしれませんね。そんなステータスに憧れる人にとっては、アメックスのカードは魅力的ではないでしょうか。

厳密に言うとアメックスカードには2種類あり、1つはアメックスが自ら発行しているもの、もう1つはANAやセゾンなど提携先で発行されているアメックスブランドのカードがあります。

よりステータスが高いとされるのは前者の自社発行のカードで、現在申し込みが可能なアメックスのプロパーカードは現在3種類あります。ここでは、そんなアメックス自社発行のカード(プロパーカード)にはどのようなものがあるか解説していきます。

目次

アメックスのグリーン/ゴールド/プラチナカードを比較してみました

アメリカンエキスプレス・グリーンカード

会費1100円/月(年会費計算で13200円)
入手方法申込
還元率100円→1pt

アメリカンエキスプレスカードの中で通常カードにあたるのがこのグリーンカードですが、月会費は1100円(年会費計算で13200円)となっており、他社のゴールドカードに相当する年会費です。

100円当たり1ptのメンバーシップ・リワードが貯まるので、還元率はマイルに交換した場合で0.5%ほどです。

付帯保険も充実しており、旅行傷害保険は最大5000万円・ショッピング保険は最大500万円となっており、他社のゴールドカードに近いレベルになっています。

グリーンカードの主なサービス

空港ラウンジ無料サービス

国内・ハワイにある28空港のラウンジを無料で利用できます。

プライオリティパス・メンバーシップ

国内外1,200ヶ所以上の空港VIPラウンジを$32で利用できる「プライオリティパス・メンバーシップ(通常年会費$99)」に無料で登録できます。

グローバル・ホットライン

海外の旅行先からレストランの予約・緊急時の支援等を日本語で相談できます。

スマートフォン・プロテクション

スマホの通信料金をアメックスカードで支払えば、スマホの破損(スクリーン画面割れ損害を含む)による修理代金、火災や水濡れ・盗難によるスマホの購入代金について補償があります(3万円まで・免責額あり)

グリーン・オファーズ

サブスクやフードデリバリーなど、様々なサービスに対して優待があります。

グリーンオファーズの対象になっている店舗は以下の通りです(2023/05現在)。

  • ENOTECA(エノテカ・オンライン)
  • KARITORE
  • Norton
  • ベネフィット・ステーション
  • menu
  • Berlitz
  • メルセデス・ベンツ レント
  • ラクサス

アメリカンエキスプレス・ゴールドカード

会費31900円/年
入手方法申込
還元率100円→1pt

アメックスのゴールドカードの年会費は31900円となっており、他社のプラチナカードの年会費に相当する金額になっています。

ポイント還元率は100円→1ptとグリーンカードと同じですが、グリーンカードより更に充実したサービスが用意されています。

ゴールドカードの主なサービス

アメックスのゴールドカード限定のサービスは多数ありますが、その中で主なものを挙げると以下の通りです。

プライオリティパス

国内外1,200ヶ所以上の空港VIPラウンジを$32で利用できる「プライオリティパス・メンバーシップ(通常年会費$99)」に登録できるうえ、該当する空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる

プリンスステータスサービス ゴールドメンバー

通常プリンスホテルズ&リゾーツで年間20メダル以上獲得した場合に提供される「プリンスステータスサービス ゴールドメンバー」に無条件で登録できます。

食事券のサービスや宿泊/ゴルフ利用時のベストレート保証などがあります。

リターン・プロテクション

カードで購入した商品を返品したい場合に店舗側が返品を受け付けてくれない時、3万円まで・年間15万円まで購入金額の払い戻しがなされます。

商品が未使用で損傷がないこと、他の保険・購入店の返品規定が適用されない場合のみ対象となります。また食品などは対象外です。

グルメ関連

国内外約250店舗のレストランで、コース料理を2名以上で利用すると1名分が無料になります(ゴールド・ダイニングby招待日和)。

また、カード継続によりスターバックスのドリンクチケット3,000円分がもらえます。

アメックスプラチナカード

会費143000円/年
入手方法申込
還元率100円→1pt

アメックスのプラチナカードの年会費は143000円と非常に高額で、これはJCBの最上位の招待制カード(JCB THE CLASS)などよりも高い設定となっています。

かつては招待制のインビテーションカードでしたが、2019年4月から誰でも申し込みができるようになり、申し込んで審査に通りさえすればインビテーションを経なくても発行が可能になっています。

そのためステータス性はやや小さくなったかもしれませんが、それでも年会費の高さやアメックスブランド等を考えれば、十分なステータスがあることに変わりはないでしょう。

プラチナカードの主なサービス

プラチナコンシェルジュサービス

プラチナカード限定のサービスで、チケットやレストラン・ホテルの予約や、旅行のプランニング等を行ってくれます。また日常生活の中でのちょっとした相談事などにも応えてくれます。

カード更新時にホテルの宿泊券が貰える

年1回のカード更新時に国内の対象ホテルの宿泊券(ペア・1泊分)が貰えます。

ホテルの上級ステータスが付与

    以下のようなホテルの上級メンバーシップ・VIPプログラムに無料で登録できます。登録する事で、様々な特典が受けられます。

    • 「ヒルトン・オナーズ」ゴールド会員
    • 「Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)」ゴールドエリート会員
    • 「Radisson Rewards」Premiumステータス
    • 「プリンスステータスサービス」プラチナメンバー
    空港ラウンジ

    世界の約1200か所の空港のラウンジを無料で利用できます。プライオリティパスで利用できるラウンジに加え、会員限定のセンチュリオン・ラウンジなども利用可能です。

    メタル製のカード

    プラチナカードはメタル製のカードになっていて、高級感を感じられます。またプラスチック製のセカンドカードを発行することも可能です(追加費用はかかりません)。

    まとめ

    アメックスのカードは年会費が高いですが、魅力的な特典も多数用意されています。特に良質なサービスを楽しみたい場合は、ゴールドやプラチナは相応の価値があると思われます。

    他方であくまでコスパの良さを第一に考えたい場合、還元率が低い上に年会費が掛かる事も考えれば、他のカードの方が良いと思われます。

    どういったカードを利用したいか吟味したうえで、やはりアメックスカードが良いと考える場合は、十分申し込む価値のあるカードといえるでしょう。

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